児玉幸洋

17年度のクラブ経営情報が開示された。Jリーグクラブ全体の事業規模(営業収益)が、史上初めて1000億円超えとなる1105億6200万円を記録した。 DAZNとの契約によりクラブへの配分金が約60億円増加したことが大きく影響しているが、広告料収入が106.7%、入場料収入が105.3%の成長率を記録するなど、各クラブの営業努力による増収であることも強調された。 クラブ単位では浦和レッズが自身の持っていたJリーグ最高記録を更新する79億7100万円を計上。前年比は13億6500万円増だった。その浦和の前年比を上回る13億7200万円増を記録したヴィッセル神戸が、52億3700万円で前年の8位から2位に浮上している。